なぜダイエットに失敗してしまうのか?

習慣の力

ダイエットって難しいよね。

僕なんてチャレンジしても必ず3日目にやる気をなくしてしまうんだ

まさに3日坊主ね

ダイエット成功のための要件はシンプルです。極論すると、

【摂取カロリー】<【消費カロリー】

この要件を満たす生活をすれば確実に体重を落とすことができます。
こう聞いたら、あなたは
「なんだ、それなら簡単だ。食事量を減らしてたくさん運動すれば良いんでしょ?」
と考えるかもしれません。実際そのとおりなのですが、にもかかわらず私たちはダイエットに失敗してしまいます。

この理由は、ほとんどが「長期間に渡って継続できないこと」、すなわちダイエットが3日坊主になってしまうことが原因だと考えられます。
その証拠として、一時的にダイエットに成功する人はたくさんいますが、長期間に渡ってリバウンドせず体重を維持できる人はほとんどいません。
では、私たちはなぜダイエットを継続することができないのでしょうか?

なぜ継続できない!?

ダイエット初日を思い出してください。自分の理想の体形を目指し、まさに燃えるような意欲を持ってダイエットを始めます。しかし、その炎は日ごと衰えていき、ついには完全に消え去ってしまいます。皆さんも心当たりがあるのではないでしょうか?
では、なぜこのようなことが起きるのでしょうか?

簡単に言ってしまえば私たちの脳が「意志の力 (will power)」を用いていつもと違う行動をすることをとても嫌がるからです。「意志の力」を用いる行動とは以下のようなものです。

「意志の力」を用いる行動・・・脳の前頭前野が担当。すぐに消耗してしまい、継続することが苦手。以下の場合などに使われる。
・意識的に考えて行動するとき
・なにかを我慢するとき
・なにかを決定するとき

例)テストのために嫌いな科目を勉強するとき、もう少し寝たいけれど早起きして会社の資料を準備するとき、冷蔵庫に入っているアイスを我慢するとき、店頭で音質の良いイヤホンを選ぶとき、外出時にどの服を着るか選ぶとき、など。

失敗するダイエットとはまさにこの「意志の力」のみを用いた行動に該当します。
こう聞くと、あなたは「そうか。やっぱりダイエットはとんでもなく強い意志の持ち主しか成功できないんだな」と納得し、ダイエットを諦めてしまうかもしれません。
しかし、諦めるのはまだ早い。あなたは心強い味方がいることを知らないのです。
それは「習慣の力」です。

「習慣の力」は以下のような特徴を持ちます。

「習慣の力」を用いる行動・・・脳の大脳基底核が担当。人間のすべての行動のうち45%が習慣的な行動だと言われている。以下の場合などに使われる。
・考えなくても体が動くような行動
・淡々と繰り返すルーチンワーク

例)歯を磨いて、顔を洗って、通勤して、家に帰ったら風呂に入るといった日常のルーチンワークを行うとき、電車の中でスマホを見るとき、家に帰ってテレビを見るとき、など。

こと、ダイエットにおいては

習慣の力 > 意志の力

と言えます。
結論を言いましょう。あなたがダイエットに失敗する理由。それは・・・

ダイエットに「意志の力」だけを使い、「習慣の力」を活用できていないからなのです!!

なるほど、「意志の力」だけではなく「習慣の力」も利用する、か。

ダイエットを続けるには「習慣の力」という武器が心強い味方になる、ってことね。

という訳で今回はダイエットがなぜ失敗してしまうかというテーマで話をしました。
次回から「習慣の力」を最大限発揮するためのTipsを紹介したいと思います。

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