習慣化を定着させるには？　～「魔の６週目」を克服せよ！～

習慣化を妨害する「魔の６週目」とは？

習慣を身に付ける過程において「魔の６週目」と呼ばれるものが存在します。
これは２０１５年、カナダのビクトリア大学の研究によって明らかになったもので、その内容は、行動の習慣化を順調に続けていたとしても、６週目までにある条件を満たしていないと、１２週目ぐらいまでにいつの間にかその習慣が消えてしまう、というものです。

つまり、私たちが何か新しい習慣を身に着けたいときには、６週目までにある条件を満たしていることが非常に重要になってくる、という事です。
結論から先に言ってしまうと、その条件とは「週４回以上取り組むこと」です。

「魔の６週目」 を乗り越えるには、頻度・回数が重要！

では、具体的にビクトリア大学はどのような研究を行ったのかというと、以下のようなものでした。

ジムに入ったばかりの会員（男女１１１人）を対象に、どれだけジムに通い続けられたかを約１２週間に渡り追跡調査した。

得られた結果から、
「ジム通いを継続し、習慣として身に付いた人と身に付かなかった人の間にはどんな違いがあったのか？」という疑問について解析したところ、最も相関関係が高かったのが「行動の頻度」だったのです。

つまり、スポーツジムに入会してから６週目まではほとんどの人がそれなりに通い続けられたのですが、６週目以降は「週に４回以上通う人」と「週に４回未満の人」の間で運動を継続できた人の割合が大きく変わったそうです。

つまり、行動の頻度を増やせば増やすほど、その行動は習慣として定着しやすくなるということです。

ですから、何かを習慣化したいのであれば、週に４回以上は続けられるように、量や負荷を調整したほうがいいでしょう。例えば、全身の筋トレを週に４回実施するのであれば、上半身と下半身に分けて週２回ずつにして、計４回にしたほうが続けやすくなる、ということです。